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ウルトラマンレオ

1963年(昭和38年)4月1日に発足した
株式会社円谷特技プロダクション制作のウルトラシリーズ第6作

1974年(昭和49年)4月12日から1975年3月28日まで
TBS系で毎週金曜日19時から30分カラー番組として51話を放送

プロデューサー-円谷粲・熊谷健・橋本洋二
音楽-冬木透

操演-平鍋功・上松盛明/タイトル-デン・フィルム・エフェクト

出演-真夏竜・森次晃嗣・藤木悠
丘野かおり・新井つねひろ・冨永美子・伊藤幸雄・奈良富士子・杉田かおる
黒田宗・柳沢優一・大島健二・平沢信夫・新玉恭子・三田三枝子手塚茂夫
松坂雅治・浅倉隆・藍とも子・大原みどり
神田隆・大林丈二・春川ますみ・ナレーター-瑳川哲朗 / ウルトラマンレオ-ニ家本辰已

「ウルトラマンレオ」製作の経緯 (Wikipediaより)
内容
本作品もそれまでのウルトラシリーズと基本的には同じフォーマットを踏襲したドラマの制作がなされているが、その作風は大きな変化を遂げている。

企画書には「骨肉相食む人間ドラマ」の方針が明記され、第39話までのシナリオの表紙には「生きる厳しさと哀しさを鮮烈に謳う」のキャッチコピーが掲げられた。これらのコンセプトに則り、主人公・おゝとり(おおとり)ゲンが強敵や周囲の人間たちとの軋轢によって過酷な状況に追い込まれて苦悩し、成長していくストーリーとなった。そのための特色として、ゲン=ウルトラマンレオがそれまでのウルトラ兄弟のようにM78星雲光の国(ウルトラの国)出身ではなく、別の星系にあった故郷(獅子座L77星)を失った宇宙人と設定されている。レオの活動時間が2分40秒となり、格闘シーンが短縮された分、孤独ながらも道を切り開くヒーロー像の確立と企画意図であったヒーローの神秘性の回復のため、相克の人間ドラマに充てられることとなった。作風の変化には『ノストラダムスの大予言』『日本沈没』などの流行による終末ブームの影響もあるとされる。

後述の影響もあり、前作『ウルトラマンタロウ』の後半以上に光学合成や火薬効果に制限が求められたため、当時の空手・カンフー映画ブームを受け、レオはそれまでウルトラマンに比べて光線技を多用せず格闘技を用いて戦うスタイルが強調され、コストダウンのために特撮からアクションに番組の見せ場を移行し、怪獣の特撮的な描写や光線技などを減らしてアクションを主体としたことから、師弟関係の構図などスポ根ドラマやアクション要素を全面に押し出した作風となっている。そして、変身できなくなったウルトラセブン=モロボシ・ダンが、地球防衛部隊の隊長でありながら主人公を正体を知っており指導する役を担い、それを取り巻く民間人が中心になってドラマを進めるスタイルが採られている。また、メインターゲット視聴者の子供たちの視点に立つ人物として梅田トオル・カオル兄妹が登場し、もう一方の主人公と言える立場で後半のドラマを担っていくことになる。

企画段階では、「A(エース)」「T(タロウ)」に続くアルファベット1文字のタイトル表記を受け継ぐ案があり、企画案などのいくつかの資料では「ウルトラマンL(レオ)」と表記されていた。

放送開始については当初、1974年4月5日から放送を予定していたが、『タロウ』の放送期間が1週間延長されたために同年4月12日から放送開始となった。この理由には、「『レオ』の製作が遅れたために『タロウ』を1話撮り増した「4月から放送開始する他の特撮ヒーロー番組と競合する編成を避けるためだった」という2説が存在する。

企画当初、MAC(宇宙パトロール隊)の隊長は地球人・川上鉄太郎であり、ゲンの正体を知って鍛錬・協力する設定であった。川上役には森次晃嗣を起用する予定だったが、森次がウルトラシリーズでダン以外の役を演じることに異を唱えて出演を逡巡。制作側は隊長をダンに変更して再度オファーを行って了承を得たが、第1話でダン(ウルトラセブン)が負傷してセブンへの変身能力を失う設定が加わった。

第16話までの本作品のハードな展開は、制作サイドのイメージよりも「ウルトラ」の視聴者層が低年齢化していたこともあり、『タロウ』の明るい作風からの落差もあって低年齢層の視聴者の反応が芳しくなく、1クール目の視聴率は14.1%という、当時としては低い結果となった。これに対し、第17話からは序盤の特色であった過酷な特訓描写は徐々に抑えられるようになり、前作までと同様の「怪奇シリーズ」や「民話シリーズ」を導入し、『タロウ』同様のコメディ調の話も混ざるようになる。

視聴率の低迷に加えて当時のオイルショックによる物価高騰などが制作体制を直撃し、番組は制作費の緊縮を余儀なくされてしまう。ギャラの節約を狙ったレギュラーの削減や、毎回の怪獣着ぐるみの製造費・防衛チーム基地のセット維持費などのカットが断行された結果、番組はホームドラマ志向に近い大幅な路線変更を強いられることになった。

当時、同人サークル「怪獣倶楽部」に所属していた原口智生は、自身は参加していないが怪獣倶楽部のメンバーが円谷プロダクションプロデューサーの熊谷健に呼ばれ、「カプセル怪獣」や「円盤生物」などの強化案を提案したと証言している。

最終(第4)クールはウルトラの国を巻き込んだ宇宙戦争を描くという案もあり、第38・39話はその名残である。この案は後に『ザ☆ウルトラマン』に引き継がれている。

こうした状況が「努力が実り始めると特訓の必要もなくなり、ダンから独り立ちし始める」というゲンの激動の成長ドラマとして機能。最終的には当初のテーマに沿う内容として結実したが、年間平均視聴率は10.9%にとどまった。

本作品をもって第2期ウルトラシリーズは終了となるが、メインライターの田口成光は本作品が『タロウ』の視聴率を越えられないことは予想できており、当初からシリーズに区切りを付けることが決まっていたと証言。『毎日新聞』の1975年3月13日付の夕刊で「さよならウルトラマン」と題し、本作と第2期ウルトラシリーズ終了を報じた。

今作は『帰ってきたウルトラマン』と同じく主演俳優が主題歌(前期のみ)と挿入歌を担当した作品である。曲調は、勇壮なアップテンポ調。ただし主題歌はカバー版や放送当時のイベントでは子門真人が歌っている。14話より主題歌が「戦え! ウルトラマンレオ」に変更された。しかし、主題歌の変更後でも「ウルトラマンレオ」はインストゥメンタルが最終回まで使用されたほか、歌入りが第15~24話の間に3回つかわれている。次回予告の音楽は13話までが「ウルトラマンレオ」の間奏部分が使用され、14話以降は「ウルトラマンレオ」歌入りが最終回まで使用された(歌詞の「獅子の瞳が輝いて〜」の部分から始まる)。

劇中の楽曲・BGMは、主題歌のインストゥメンタルの編曲も含め冬木透が担当している。BGM作曲家としての冬木の登板はウルトラシリーズでは『ウルトラセブン』、『帰ってきたウルトラマン』、『ウルトラマンA』に次いで4度目。他のシリーズ作品には見られない重厚で悲壮感・緊迫感漂う楽曲が多く作られた。本作では物語本編でダン=セブンが活躍することもあり、随所に『ウルトラセブン』のオリジナルBGMの流用・再演奏曲や、本作のテーマ曲と交錯した曲なども新たにつくられた。それ以外にも、同じ冬木作曲の『ミラーマン』のBGMが流用されたこともある。

この他、MACが活躍する際のBGMはワンダバ入りテイク(いわゆる「ワンダバMAC」)も作られたが、劇中ではワンダバなしヴァージョンしか使用されなかった。使おうとしても、ワンダバの声がMAC戦闘機の効果音とぶつかるなどして使いにくかったからだという。番組終了後、「ワンダバMAC」のマスターテープは永らく行方不明になっていたが、1992年発売の「TSUBURAYA PRODUCTION HISTORY OF MUSIC」に収録するための音楽を選ぶ過程で、「タックの歌」と書かれたテープリールケースに入っているのが発見された。

備考
本放送当時、TBSでは18時から『セブン』の再放送を行っており、『セブン』の第49話(最終回)と本作品の第1話が同日に連続で放送された。
本作の第40話で生死不明となったままだったダン=セブンは、『メビウス』のテレビシリーズのDVD封入の作品解説書「MEBIUS FILE」や劇場版のパンフレット上において、「ウルトラの母に救出されていた」ことが明記(新たに設定)された。2009年の舞台作品『ウルトラマンプレミアステージ3』では、ダンとゲンの再会が描かれている。
『コメットさん』(1978年)の第63話「ウルトラマンと怪獣アカゴン」にゲン=レオが登場。ゲンが地球で生活しているなど、本作品の後日譚とも言うべき内容となっている。変身すれば地球から去らねばなるまいと知りつつも、怪獣化した少年を治すためにゲンがレオに変身し、心ならず去らなければならなくなった彼の姿を通して、同じ宇宙人のコメットにもやがて訪れる地球人との別れを描いていた。だが、『コメットさん』は国際放映制作であるため、本作品およびウルトラシリーズとは無関係である。
『キッズ・ウォー』第3シリーズで、真夏演じる津村信彦が大工からサンドイッチ屋に転職し、大沢校長(演:大和田伸也)から「大工さんからサンドイッチ屋に転身ですか」と話しかける場面があり、信彦が照れながら「華麗なる…転身!!」とレオの変身ポーズをとるシーンがある。
映画『太陽を盗んだ男』(1979年)で、主人公・城戸誠の部屋に置いてあるテレビに本作の映像が映り、主題歌「戦え! ウルトラマンレオ」が流れる場面がある。
映画『メカゴジラの逆襲』(1975年)に登場するチタノザウルスは、レオのスーツアクター・二家本が担当していることもあり、劇中でレオの特徴である拳法の構えをするシーンがある。二家本は、同作品への出演は本作品の撮影中に怪獣役の河合徹から持ちかけられたという。
『メカゴジラの逆襲』には、本作品で松木晴子隊員を演じた藍とも子も出演している。藍は、本作品の撮影後に同作品のオーディションへ向かうこととなり、MAC隊員服姿のまま撮影を行っていた東宝ビルトからオーディション会場の東宝撮影所へ走って行き、そのまま面接を受けたという。
真夏は『ウルトラマンマックス』第33・34話で警察官役でゲスト出演。当初は予定になかったが、ファンが偶然持っていたレオリング(レプリカ)を指にはめての出演となった。ラストシーンでゲン=レオを思わせる描写がある。
『決定! これが日本のベスト100』(テレビ朝日系列)の2002年9月8日放送分「あなたが選んだヒーローベスト100」の第100位にゾフィーがランクインした際、紹介映像として本作の第38話が使用された。
ウルトラマンワールドM78キャナルシティ博多店は、レオが名誉店長を務めている設定である。
大阪(関西)地区ではウルトラマンレオをもって朝日放送がネットチェンジでTBSテレビから当時のNETテレビ(日本教育テレビ・現:テレビ朝日)の系列局となりウルトラシリーズの本放送は終了となっている。



 001
視聴率17.6%
 脚本
田口成光
 監督
真船禎
特殊技術
高野宏一
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
-
 セブンが死ぬ時!東京は沈没する!
★★★
「レオ」の第一話。次回に続く全編。
何故かレオは、M78のウルトラマン兄弟とは別の宇宙人の設定。故郷を異星人に爆破され、地球でセブンの人間・ダンと共に悪と戦う。
高野宏一の津波の特撮が見応えあり。スローモーションを多用してさすがの迫力。

 002
視聴率16.5%
 脚本
田口成光
 監督
真船禎
特殊技術
高野宏一
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
-
 大沈没!日本列島最後の日
★★★
前回の続き。特撮シーンは相変わらず見ごたえあるが、真夏が必殺キックを極め実践に使うが期待外れ。少女の生死も、前回初めて見た少女で、感情移入できない。いろいろと無理な脚本だ。

 003
視聴率14.6%
 脚本
田口成光
 監督
深沢清澄
特殊技術
-
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
二見忠男
 涙よ
さよなら…
★★
二話続けての前後編。子供の父親が胴体真っ二つにされる残酷さ。子供番組としてはどうかと思う。そしてまたもや主人公は修行し、レオに変身後も大苦戦する。

 004
視聴率15.9%
 脚本
田口成光
 監督
深沢清澄
特殊技術
-
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
-
 男と男の誓い
★★

前回の続き。主人公おおとりは隊長ダンに言われてひたすら修業をする。子供達が見たいものは弱々しく修行に励むヒーローではないだろう。その過ちは「帰ウル」での視聴率低迷で分かっていたはずだと思うが、再びスポ根物と同じような内容に始終している。

 005
視聴率13.8%
 脚本
阿井文瓶
 監督
東條昭平
特殊技術
-
特殊撮影
君塚邦彦
ゲスト
二見忠男
  泣くな! おまえは男の子
★★★
前回の父親が殺された兄妹が再登場。主人公おおとりらの世話になる経緯を描く。監督の東條昭平は「帰ウル」でTBS出禁になって「タロウ」で特殊技術を担当、今回でやっと本編監督として復帰できたようだ。

 006
視聴率13.9%
 脚本
田口成光
 監督
東條昭平
特殊技術
-
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
-
  男だ! 燃えろ!
★★

またもやレオ苦戦して修行に励む、の回。汗を流して力んだ表情をしても面白さには直結せず、白けるだけ。

 007
視聴率12.3%
 脚本
阿井文瓶
 監督
外山徹
特殊監督
矢島信男 
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
-
 美しい男の意地
★★

ワンパターンが続く。レオが傷つきダン隊長のスパルタ特訓で技を付けて怪獣に対抗して勝利する。

 008
視聴率13.2%
 脚本
阿井文瓶
 監督
外山徹

矢島信男 
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
-
 必殺! 怪獣仕掛人
★★★

またもやレオは怪獣に負け、山奥の仙人訪ねて修行する。ただ今回は、修行する足蹴りキックが、レオに変身してから活用できていたので良かった。マア、構成上当たり前なのだが、今までほとんどリンクしてなかった。

 009
視聴率12.0%
 脚本
土門鉄郎
 監督
深沢清澄
特殊監督
高野宏一
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
-
 宇宙にかける友情の橋
★★★

アイスクリームをねだる星人と少年が仲良くなるのは分かるが、その後の展開が強引過ぎる。テーマは分かるが、ラストも死者を甦らせるというご都合主義満載。

 010
視聴率13.5%
 脚本
阿井文瓶
 監督
深沢清澄
特殊監督
高野宏一
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
-
 かなしみのさすらい
怪獣
★★

レオと昔仲良しだった怪獣が凶悪化して地球に襲来。筋はしっかりしていて、撮影も丁寧にカットを積み重ねているのが分かる。

 011
視聴率13.8%
 脚本
田口成光
 監督
筧正典
特撮監督
矢島信男
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
高島雅羅
 泥まみれ男ひとり
★★★
星人に、叔父さん叔母さんを殺された少年の物語。特撮シーンは見ごたえあり。

 012
視聴率13.5%
 脚本
阿井文瓶
 監督
筧正典
特撮監督
矢島信男
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
東龍明
 冒険野郎が来た!
★★★★
「タロウ」風なコミカルな回。近衛文麿の孫である東龍明のあて書き脚本のよう。熱血パターンでは視聴率が上がらず、試行錯誤した回かのかもしれない。

 013
視聴率13.4%
 脚本
田口成光 
 監督
前田勲
特撮監督
東條昭平
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
-
 大爆発! 捨身の宇宙人ふたり
★★★★
透明星人の罠で民間人を二人殺してしまう主人公ゲン。この回は本筋がしっかりしており見応えがあった。東條昭平の特撮も飛行シーンが縦横無尽に飛び交っていて素晴らしい出来だった。

 014
視聴率11.2%
 脚本
阿井文瓶
 監督
前田勲
特撮監督
東條昭平
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
-
 必殺拳! 嵐を呼ぶ
少年
★★★
この回から主題歌が変わった。決して悪くはなかったと思うのだが・・・。今回の内容は怪獣が空手少年に化けるモチーフ。相変わらずの必殺技を修行して鍛錬するスポ根物の内容。

 015
視聴率10.7%
 脚本
田口成光 
 監督
外山徹
特撮監督
大木淳
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
潮 哲也
 くらやみ殺法! 闘魂の一撃
★★★
「快傑ライオン丸」主演の潮 哲也がゲスト。盲目の剣の達人を演じている。主人公ゲンの相変わらずの修行話に始終している。

 016
視聴率10.9%
 脚本
若槻文三
 監督
外山徹
特撮監督
大木淳
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
-
 真夜中に消えた女
★★
星人の声がバルタン星人と同じ。ダンの超能力念力が長過ぎ。

 017
視聴率8.9%
 脚本
田口成光 
 監督
山本正孝
特撮監督
矢島信男
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
藍とも子
 見よ!
ウルトラ怪奇シリーズ

狼男の花輝
★★
狼男の造形が酷い。この後レギュラーになる藍とも子がゲスト。カメラテストも兼ねていたようだ。

 018
視聴率8.2%
 脚本
阿井文瓶
 監督
山本正孝
特撮監督
矢島信男
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
-
 見よ!
ウルトラ怪奇シリーズ

 吸血鬼! こうもり少女
★★★
もう「怪奇シリーズ」というネーミング自体が、当時の子供達には響かないものだったのかもしれない。いつものパターンを踏襲するのみ。

 019
視聴率6.6%
 脚本
田口成光
 監督
外山徹
特撮監督
東條昭平
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
-
 見よ!
ウルトラ怪奇シリーズ
 よみがえる半魚人
★★★
北海道ロケ第一弾。北の海の半魚人はちょっと無理がある。
最低視聴率6.6%を記録。

 020
視聴率-
 脚本
阿井文瓶
 監督
外山徹
特撮監督
東條昭平
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
大前均-
 見よ!
ウルトラ怪奇シリーズ
 ふしぎな子熊座の少年
★★★
北海道ロケ第二弾。善人宇宙人を子役が演じる。星人に変身する姿がないのはおかしい。本物の子熊が凶暴そう。

 021
視聴率7.9%
 脚本
田口成光
 監督
外山徹
特撮監督
東條昭平
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
麻里 とも恵/うたた賢
 見よ!
ウルトラ怪奇シリーズ
 北の果てに女神を見た!
★★★
後のジャズシンガー阿川 泰子が別名でゲスト出演していてエロい。

 022
視聴率12.0%
 脚本
田口成光
 監督
深沢清澄
特殊監督
高野宏一
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
-
 レオ兄弟対怪獣兄弟
★★★
レオの生死不明だった弟アストロが登場。特技監督は高野宏一で、コマ落としを駆使してそれなりに見せる。視聴率は久し振りの12%。

 023
視聴率11.8%
 脚本
若槻文三
 監督
深沢清澄
特殊監督
高野宏一
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
-
 ベッドから落ちたいたずら星人
★★★★
「ウルトラQ」風な寓話的なお話。よくあるパターンではあるが、ラストもちゃんと落ちもあり、面白く見れた。子供の声を声優にしたのが成功の一因だろう。

 024
視聴率11.8%
 脚本
奥津啓二郎
 監督
前田勲
特撮監督
矢島信男
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
天本英世
 美しいおとめ座の少女
★★★
ロボット星人にゲンが恋する話。苦戦するレオを助けるだけで、身代わりになる訳では無いので感情高ぶらない。

 025
視聴率13.6%
 脚本
若槻文三
 監督
前田勲
特撮監督
矢島信男
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
-
 かぶと虫は宇宙の侵略者!
★★
主人公の少年が、突然空からゴミが降ってくると神経質になる理由が不明。

 026
視聴率8.4%
 脚本
阿井文瓶
 監督
大木淳
特撮監督
東條昭平
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
五月晴子
 日本名作民話シリーズ!ウルトラマンキング対魔法使い
一寸法師より
★★★★
日本名作民話シリーズと銘打っての第一弾だが、とたんに視聴率は下落している。当時の子供達にとってさえ、民話は古臭い物でしか無かったろう。内容は魔法使い星人が面白い。レオが一寸法師になってしまい、川を渡るカットが可笑しい。

 027
視聴率8.9%
 脚本
田口成光 
 監督
大木淳
特撮監督
東條昭平
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
-
日本名作民話シリーズ!
 強いぞ! 桃太郎!
桃太郎より
★★
いじめられっ子の少年が最後は桃太郎になって怪獣退治する、お決まりのお話。

 028
視聴率9.5%
 脚本
若槻文三
 監督
山本正孝
特撮監督
矢島信男
特殊撮影
君塚邦彦
ゲスト
岡田英次
日本名作民話シリーズ!
 帰ってきたひげ船長!
浦島太郎より
★★
いじめられている星人を助けた船長の話。岡田英次がゲスト。

 029
視聴率10.3%
 脚本
阿井文瓶
 監督
山本正孝
特撮監督
矢島信男
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
ひし美ゆり子
日本名作民話シリーズ!
 運命の再会! ダンとアンヌ
狐がくれた子より
★★★
ひし美ゆり子がゲストでアンヌ隊員が和服で登場。念力星人の母となってラストは去っっていく、意味不明な回。

 030
視聴率10.6%
 脚本
田口成光 
 監督
筧正典
特撮監督
高野宏一
吉村善之
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
黒部進
桜井浩子
日本名作民話シリーズ!
 怪獣の恩返し
鶴の恩返しより
★★★
この回は「マン」の黒部進、「Q」「マン」の桜井浩子がゲスト。それぞれ全く新たな役柄。「鶴」が「女怪獣」に変わっただけのヒネリもない構成。

 031
視聴率10.9%
 脚本
奥津啓二郎
 監督
筧正典
特撮監督
高野宏一
吉村善之
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
仲谷昇
杉田かおる
日本名作民話シリーズ!
 地球を守る
白い花
花咲か爺さんより

★★★
中谷昇演ずる花咲か爺さんが次々に花を咲かすが、実は異星人だったのお話。杉田かおるは花の精に扮している。

 032
視聴率8.8%
 脚本
石堂淑朗
 監督
中川信夫
特殊技術
矢島信男
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
小野ひずる
日本名作民話シリーズ!
 さようなら
かぐや姫
竹取り物語より
★★★★
「東海道四谷怪談」で有名な中川信夫監督作。さすがに丁寧に作られている印象。ラストもヘンに日常的に戻さず、テーマの余韻に沿った終わり方となっている。

 033
視聴率11.0%
 脚本
若槻文三
 監督
中川信夫
特殊技術
矢島信男
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
上月佐知子
 レオ兄弟対宇宙悪霊星人
★★★
続いての中川監督作の悪霊怪奇物。歪んだ画面や四方から飛び出す青い手首などが目新しいが、ラストにレオの弟が何の意味もなくやってくるのが白ける。

 034
視聴率10.4%
 脚本
阿井文瓶
 監督
前田勲
特撮監督
矢島信男
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
団次郎
 ウルトラ兄弟永遠の誓い
★★★
「帰ウル」の団次郎がゲスト。しかしウルトラマンに変身する事はなく、物足りなさが残る。

 035
視聴率10.2%
 脚本
田口成光 
 監督
前田勲
特撮監督
矢島信男
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
桂木美加
 おいらは怪獣大将だ!
★★★★
「ウルトラQ」的なお話。「タロウ」にあったようなコミカル路線。ラストにオチがないのが致命的。

 036
視聴率9.0%
 脚本
田口成光 
 監督
岡村精
特撮監督
吉村善之
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
神田隆
五代勝也
 飛べ! レオ兄弟 宇宙基地を救え!
★★★
特撮監督は初お目見えの吉村義之。最初の宇宙ロケットが重量感がある。

 037
視聴率8.7%
 脚本
田口成光 
 監督
岡村精
特撮監督
吉村善之
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
原佐知子
 怪奇! 悪魔のすむ鏡
★★★
鏡の向かいに紛れ込む物語。意欲作ではあるがイメージ乏しく飽きてくる箇所がいくつもあった。ゲストの原佐知子は実相寺昭雄の妻なので、オマージュもあったのかもしれない。

 038
視聴率11.8%
 脚本
若槻文三
 監督
東條昭平
特撮監督
矢島信男
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
-
 決闘!レオ兄弟対ウルトラ兄弟
★★★
ウルトラマン兄弟とレオ兄弟が戦う話。いくら弟のアストラが洗脳?されているからといって正義の味方同士が戦うのは戸惑いがある。

 039
視聴率9.0%
 脚本
田口成光
 監督
東條昭平
特撮監督
矢島信男
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
-
 レオ兄弟 ウルトラ兄弟 勝利の時
★★
前回の続き。ウルトラマンキングとかが登場してレオを助ける。正直、何でもありの設定には辟易。視聴率も前回からダダ下がり。

 040
視聴率11.1%
 脚本
田口成光
 監督
深沢清澄
特撮監督
大木淳
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
-
恐怖の円盤生物シリーズ MAC全滅! 円盤は生物だった!
★★★
最終回まで残り10本。10%前後の視聴率のテコ入れのため、新たに「恐怖の円盤生物シリーズ」を開始させる。MAC退院全滅、それまでのレギュラーも全て死なせて、春川ますみと奈良富士子、杉田かおるを新たにキャスティング。

 041
視聴率10.7%
 脚本
田口成光
 監督
深沢清澄
特撮監督
大木淳
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
-
恐怖の円盤生物シリーズ 悪魔の惑星から円盤生物が来た!
★★★
新シリーズの2回目だが視聴率は下降。誰も望んでいなかった証左だろう。

 042
視聴率9.9%
 脚本
阿井文瓶
 監督
前田勲
特撮監督
吉村善之
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
-
恐怖の円盤生物シリーズ レオが危い!暗殺者は円盤生物
★★★
動物好きな少年が主人公。ラスト、怪我をした雀が死んでしまって、少年は悲しんだまま終わるのが良い。ヘンに改心しないのがいい。

 043
視聴率9.1%
 脚本
若槻文三
 監督
前田勲
特撮監督
吉村善之
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
-
恐怖の円盤生物シリーズ 挑戦! 吸血円盤の恐怖
★★★
人の入らない円盤生物なので、その分、操演がかなり頑張っている。

 044
視聴率9.5%
 脚本
田口成光
 監督
外山徹
特撮監督
矢島信男
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
佐原健二
恐怖の円盤生物シリーズ 地獄から来た流れ星!
★★★★
カエルの怪獣が「ガメラ」に似ているのが可笑しい。ゲストの佐原健二も適役で面白かった。

 045
視聴率10.5%
 脚本
阿井文瓶
 監督
外山徹
特撮監督
矢島信男
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
-
恐怖の円盤生物シリーズ まぼろしの少女
★★
宇宙少女のイメージが相変わらずの「禁じられた遊び」で古臭い。

 046
視聴率8.3%
 脚本
田口成光
 監督
東條昭平
特撮監督
大木淳
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
平泉征
恐怖の円盤生物シリーズ 戦うレオ兄弟!円盤生物の最後!
★★★
ゲストは平泉征。兄弟愛の話。

 047
視聴率9.1%
 脚本
若槻文三
 監督
東條昭平
特撮監督
大木淳
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
-
恐怖の円盤生物シリーズ 悪魔の星くずを集める少女
★★★★
星屑を集める少女のお話。それが眼に吸い付くシーンが痛々しい。よくまとまっている。

 048
視聴率10.0%
 脚本
若槻文三
  監督
山本正孝
特撮監督
吉村善之
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
-
恐怖の円盤生物シリーズ 大怪鳥円盤 日本列島を襲う!
★★
ゲンが喧嘩別れした幼友達と再会、ラストは何故か当時付き合っていた女の子供を守って死んでいく。構成が不可解。

 049
-
 脚本
阿井文瓶
  監督
山本正孝
特撮監督
吉村善之
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
-
恐怖の円盤生物シリーズ 死を呼ぶ赤い暗殺者!
★★
赤いタコのような怪獣が何かヘン。

 050
視聴率7.2%
 脚本
石堂淑朗
  監督
山際永三
特撮監督
矢島信男
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
蟹江敬三
恐怖の円盤生物シリーズ レオの命よ! キングの奇跡!
★★
蟹江敬三がヘンな宇宙人役で出演。レオの体は切り刻まれるがキングが突然出てきて復活となる。

 051
視聴率8.3%
 脚本
田口成光
  監督
山際永三
特撮監督
矢島信男
特殊撮影
君塚邦彦
 ゲスト
-
恐怖の円盤生物シリーズ さようならレオ!太陽への出発
★★★
最終回。「レオが地球にいるから怪獣が来るんじゃない?」の問いに思い悩むゲン。ラストは子供達が宿敵の怪人を倒し、おおとりゲンはセーリングボートに乗って去っていく。

★「昭和」ウルトラシリーズ★

昭和のウルトラシリーズの最終作となった「ウルトラマンレオ」
正直言って最終話まで見終わるのが苦痛だった。当時の子供達も同じ様な気持ちではなかったろうか。
レオと怪獣の戦いを見たいのに、繰り返されるのはモロポシ・ダンとの特訓シーン。
途中からは地球を守るTACが壊滅、主人公ゲンは居候をして円盤怪獣と戦う。

「大人の事情」で迷走し続けた「レオ」は制作されるべきではなかったのかも。
すでに第一回放送開始から「ウルトラシリーズ」は今作で最後との通告があったとか。
TACの司令室セットや派手な飾りの車体に予算をかけるのではなく、推敲を重ねた脚本にこそお金と時間をかけるべきだった。

1966年「ウルトラQ」全28話
1966年「ウルトラマン」全39話
1967年「ウルトラセブン」全49話

1971年「帰ってきたウルトラマン」全51話
1972年「ウルトラマンA」全52話
1973年「ウルトラマンタロウ」全53話
1974年「ウルトラマンレオ」全51話




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