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円谷英二的日本特撮映画史



緯度0大作戦
 ★★
1969年(昭44)7月26日公開/東宝/89分/
総天然色/シネマスコープ
 
製作 田中友幸 脚本 関沢新一
デッド・シャードマン
 監督 本多猪四郎
撮影 完倉泰一 音楽 伊福部昭  美術 北猛夫
 特技監督 円谷英二  撮影 富岡素敬
真野田陽一
美術 井上泰幸
合成  向山宏  照明 原 文良 光学撮影 徳政義行
 製作担当 坂本泰明  操演  中代文雄  監督助手 中野昭慶
出演-宝田明、ジョゼフ・コットン、シーザー・ロメロ、リチャード・ジャッケル、岡田真澄、大前均、中村哲、中山麻理、黒木ひかる、平田昭彦


前年夏公開の「山本五十六」以来、ほぼ一年ぶりの円谷英二特技監督作品。
翌月には「日本海大海戦」が公開されているので、ほぼ同時進行だったと思われる。

この年3月に円谷プロ製作「怪奇大作戦」が終了、レギュラー番組は消失、人員整理などをおこなっていた。
Wikiによると本作も米国側のプロダクションが倒産したりと、かなりの重圧の中での撮影だっただろう。

ハリウッド俳優を招いての全編英語での撮影と、異例づくしの作品ではあるが内容は貧しい。
それでもアルファ号と黒鮫号との対決シーンや、ラストの爆発シーンなど見ごたえがある。
とくに大ラスの、島が爆発する俯瞰ショットは、その爆発の大きさも含めて実写化と見間違えるほどの迫力。

ただラストも含めてつまらない映画となった。
制作費が回収できただけでも良かった。

以下Wikiより転載

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製作
当初、アメリカ側のキャストの諸費用はアンバサダー(ドン=シャープ)、日本側のキャスト及びスタッフは東宝、製作費(公称3億6,000万円、実質2億8,900万円)は折半として契約がまとまり、『海底大戦争 -緯度ゼロ-』の仮題で製作発表された。
撮影が始まって2週間後に、ドン=シャープ側の資金調達が困難となり、最終的にドン=シャーププロが倒産してしまったため、撮影が一時中断された。さらに、契約不履行でアメリカ側のキャストが帰国すると言い出したため、ドン=シャープ側が支払うべきギャランティーと製作費をすべて東宝が負担することで撮影を再開し、完成させることになった。
製作費の大部分はアメリカ側キャストのギャラであり、1969年(昭和44年)製作の東宝映画では、この作品の直後に公開された戦争大作『日本海大海戦』の予算を大幅に超える結果となった。最終的に東宝が自社資金で制作したことから、日本国内では東宝単独での製作・配給として公開された。

特殊撮影は、海上や海中のシーンが多いため砧撮影所のオープンプールで撮影された。ラストのブラッドロック島が大爆発を起こす俯瞰シーンは、オープンプールの周りにレールを敷き、高さ6mの足場を組んで撮影した。あまりの爆発の大きさに、事前に消防署に連絡していたにもかかわらず消防車が撮影所に駆け付けたという。

水中の爆発にはフロン12を直接噴射する方法を用いている。

潜水球を遊泳中のバートンと甲保が見つけるシーンには、縦横10メートル・水深9メートルの専用プールが制作された。冬の真っただ中である1969年1月17日に撮影されたが、ボイラーを用いて水温を39.5度まで上げて撮影された。2時間近く熱湯の中にいたため、撮影スタッフはのぼせてしまった。

セリフは全編英語で収録され、105分の「英語版」として完成した後、編集と吹き替えにより89分の「日本語版」が制作され、日本国内で公開された。アメリカでは、「英語版」を編集した「米国版」が公開された。

配役
日本人キャストでは、「英語を話せる俳優」を中心に人選がなされ、宝田明、岡田眞澄、平田昭彦ら英語力の優れた映画俳優が起用されたほか、元宝塚歌劇団でミュージカルなどの舞台で活躍していた黒木ひかるが「黒い蛾」を演じた。また、当初の岡田博士役には佐々木孝丸が予定されていたが体調不良で降板し、日系カナダ人の中村哲に交代した。台詞はすべて英語で撮影され、日本語版はアフレコで日本語に吹き替えられている。なお、円谷英二特技監督と本多猪四郎監督のコンビは本作が最後となった。

興行
当初、本格日米合作SF超大作として宣伝されたが、実際の公開に際してはテレビアニメ『巨人の星』の劇場版が併映となり、興行成績は芳しくなかった。テレビに押されて日本映画界の斜陽が加速していた当時、前述の莫大な製作費をすべて肩代わりしたのに興行成績を挙げられなかったという結果は重く、以降の東宝に日米合作映画の製作は行わないという結論をもたらした。その後、1970年12月にアメリカで公開されたのを皮切りに日本国外で順次公開され、製作費の回収を達成した。

海外では、原作に基づいた "Latitude Zero" のほか、『海底軍艦』の英題に基づいて『Atragon II』の題名でも公開されている。同様に、ドイツでは『U4000』という題名になっている。




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