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円谷英二的日本特撮映画史



妖怪大戦争
★★★

1968年(昭43)12月14日公開/大映京都/79分
総天然色/大映スコープ
 
企画 八尋大和 脚本 吉田哲郎  監督 黒田義之
撮影 今井宏 音楽 池野成  美術 太田誠一
加藤茂
 特撮合成 田中貞造  造形 八木正生
エキスプロ
-  -
出演-青山良彦・川崎あかね・神田隆・木村玄・大川修・内田朝雄・若井はんじけんじ・橋本力
ナレーター・戸浦六宏


3月に封切られた「妖怪百物語」のシリーズ第二作。
前回の特撮監督、黒田義之が本編監督も担当している。

映画斜陽期の真っ只中、予算縮小のあおりをうけて、内容はみすぼらしい。
脚本構成も前作と比べるとガタンと落ちる。

デーモンの目が黒目なのはどうだか。外国人を起用して欲しかった。

合成画面は相変わらず素晴らしい。


以下Wikiより転載

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本作は『妖怪百物語』と『東海道お化け道中』と併せ、大映の妖怪三部作または「妖怪シリーズ」とも称される。

前作『妖怪百物語』(1968年)が春休み興行で予想外の好評を博し、「妖怪」をテーマにした作品に高い需要があるとみた大映京都撮影所によって制作され、冬休み興行として大映東京撮影所の制作による『蛇娘と白髪魔』(監督・湯浅憲明、原作・楳図かずお)との二本立てで公開された。前作で展開された怪談の要素は控えめに出され、物語に明確な善悪(日本妖怪とダイモン)が対立する構図を採用し、勧善懲悪のヒロイズムを強めた娯楽作品となっている。製作段階で脚本につけられていた題名は『妖怪大合戦』だった。

監督をつとめた黒田義之は『大魔神』(1966年、大映京都)の特撮監督として腕を振るった人物でもあり、同作で大映京都撮影所に導入された11m×4.6mの大規模ブルーバック用ライトスクリーンを再び活用し、巨大化し変幻自在に分身する兇悪な西洋妖怪「ダイモン」の描写などに効果を上げている。前作に加えて新規造形された妖怪群のイメージは、「怪獣」にとってかわる等身大キャラクターとして、同じエキス・プロダクションによって造形されたテレビ番組『仮面ライダー』(1971年、東映、毎日放送)に登場する「ショッカー怪人」に引き継がれていった。
また、前作に続いて子役も妖怪を演じている。これは「等身に幅を持たせたい」という監督の意図による。
本作では妖怪たちが会話するが、ほとんどの妖怪は演じた役者本人がアフレコをして声をあてた。
決戦での陸海空から妖怪が大集合する場面では、それぞれの妖怪の演技を3倍速や5倍速で撮影し、さらに最大8重まで合成して効果を上げている。

ダイモンを演じたのは、『大魔神シリーズ』で大魔神を演じた巨漢俳優の橋本力。
「大魔神」での「眼の演技」に惚れ込んだ黒田監督直々の指名を受けて登板となった。橋本は大魔神では戸惑いの多かったスーツアクターとしての演技が、本作では楽しんで演じられるほどになり、様々なアイディアを演技に盛り込んだという。大魔神と同様に、目瞬きをせずに演じた橋本の真っ赤に充血した双眼の迫力・眼力は、内外でも評判となった。
ぬいぐるみのほか、巨大化後の実物大の手や足が制作され、効果を上げた。ぬいぐるみは八木功によると、2000年ごろまでエキスプロに保管されていたが、社屋移転の際に廃棄されたという。

河童は黒木現が演じ、声は飛田喜佐夫があてた。衣装は前作『妖怪百物語』(1968年)のぬいぐるみスタイルから一新され、新規造形によるマスク形式の頭部と、装飾衣装による表現になっている。口から放水するシーンは、上半身のみの実物大人形を使って撮影された。
黒田監督は本作の河童を「三枚目でちょっとおっちょこちょいな性格」と設定し、三枚目の出来る役者を選んだという。黒田監督は本作で一番気に入った妖怪としてこの河童を挙げ、黒木現を指して「ああいう役をきちんとやれる役者がたくさんいたから、あの映画は出来たんでしょう」と語っている。

油すましは子役の別府敏保が演じた。

青坊主暁新二郎が演じた。

雲外鏡は大きな腹が、千里眼のごとく遠くの景色を映し出す鏡となる。花村秀樹が演じた。
江戸時代に鳥山石燕によって描かれたものとは違い、デザインは「ふくろさげ」という狸妖怪の要素を加えて、鉢巻を締めた古狸のキャラクターとなっている。腹は映写機を使って腹に投影する手法で撮影された。

ろくろ首は前作『妖怪百物語』に引き続き、黒田監督の指名で毛利郁子が再演している。

二面女(にめんおんな)は行友圭子が演じ、被り物ではなく特殊メイクで表現された。

烏天狗は丘浩二が演じた。『赤胴鈴之助 三つ目の鳥人』(1958年)(大映京都)で大橋史典が制作した「鳥人」[9]の被り物が『釈迦』(1961年)と前作『妖怪百物語』を経て再流用されている。




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