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円谷英二的日本特撮映画史



惑星大戦争
 
1977年(昭52)12月17日公開/東宝/91分/
カラー/シネマスコープ
 
製作 田中友幸
田中文雄
脚本 中西隆三
永原秀一
 監督 福田純
撮影 逢沢譲 音楽 津島利章  美術 薩谷和夫
 特技監督 中野明慶  撮影 山本武 美術 井上泰幸
合成  三瓶一信  操演  松本光司 助監督 川北紘一
出演-森田健作・浅野ゆう子・沖雅也・池部良・大滝秀治・睦五郎・宮内洋・新克利・平田昭彦・橋爪功・中山昭二


「スターウォーズ」が米国で大ヒットして邦画界でも急遽、SF映画が急ごしらえで製作された中の一本。

映画内で活躍する宇宙艦船の名前が「轟天号」。14年前に公開された「海底軍艦」のSF版なのは明らかで、原案は田中友幸プロデューサー。製作期間が短かった割には面白く見ることが出来た。

軍艦同士が対峙する戦法が、もろに海上から宇宙空間に置き換えられているのが面白い。
宇宙爆雷も突拍子もないが面白い。

沖雅也が何の反撃もせずに死んでしまうシーンとか、やっぱりラストは。池部良の「特攻」で死んでいくしかないアナクロニズムとか、
ツッコミどころは満載だが、田中プロデューサーの「意地」が垣間見えてそれなりに面白かった。


以下Wikiより転載

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1988年、太陽系外惑星から飛来した異星人の地球侵略に対抗するため、宇宙防衛艦「轟天」が、金星を前線基地とした異星人の「大魔艦」に立ち向かう。主要メカである轟天は、映画『海底軍艦』に登場する同名メカの宇宙版リメイクであり、原作の神宮寺八郎も同作品の登場人物に因んだものである。

本作製作の背景には、1977年はアメリカでSF映画『未知との遭遇』『スター・ウォーズ』、日本ではアニメ映画『宇宙戦艦ヤマト』が公開され、空前のSFブームを迎えていたことがあった。1978年夏の『スター・ウォーズ』の日本公開を控え、東宝は本作を急遽製作して正月映画として公開した。
正月映画として年末から公開の予定でありながら脚本が仕上がったのはその前の10月に入ってからで、クランクインが公開の2か月前というタイトな製作期間であった[注釈 4]。監督の福田純も、後に「とにかくもっと時間があれば面白くなったと思うね」と述べている。

監督と特技監督には、1970年代の東宝でゴジラシリーズとSF作品を手がけてきた福田純と中野昭慶のコンビがあたった。福田と脚本の中西隆三はゴジラシリーズの新作『ゴジラの復活』の企画に、中野は日英合作映画『ネッシー』の制作準備にそれぞれあたっていたが、製作が急遽決定した本作にスライドする形となった。福田は本作を監督した後、東宝との専属契約を打ち切ったため、本作が最後の監督作品となった。

『惑星大戦争』というタイトルは『スター・ウォーズ』の邦題になる予定だったが、『スター・ウォーズ』の本国アメリカでの大ヒットや、日本ではアメリカの翌年に公開されることなどに加え、ジョージ・ルーカスが「全世界で(『スター・ウォーズ』という)タイトルを統一させる」との意向から却下され、最終的に本作のタイトルとして流用された。

製作期間が非常に短いことから、それを補うために本編は3班、特撮は2班で撮影された。破壊される各国の都市などは『宇宙大戦争』や『世界大戦争』『ノストラダムスの大予言』からの流用である。これは前述したようなあまりに短すぎる製作期間のため、苦肉の策であった。

当初は小松左京に原作の依頼が持ち込まれたが、彼のブーム便乗企画でない本格的なSF映画を作りたいという希望により別途企画が立てられ、『さよならジュピター』が製作されている。『海底軍艦』の宇宙版という企画自体はプロデューサーの田中友幸がかねてから温めていたもので、実現の機会をうかがっていた。

助監督を務めた川北紘一は、和製『スター・ウォーズ』を作るという意気込みの作品であったが、田中は本家とは異なる宇宙像を描くという意図があり、単なる便乗作品ではなく差別化しようという志があったと述べている。

国内での評判はおおむね芳しくないが[注釈 5]、海外、特にドイツ(当時は西ドイツ)では大ヒットを記録した。有名人の賛辞としては、
矢作俊彦の「なぜ日本アカデミー賞が『惑星大戦争』であってはいけないのか」という一文がある。




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