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円谷英二的日本特撮映画史



太平洋の翼
1963年(昭38)1月3日公開/東宝/101分/
総天然色/東宝スコープ
 
製作 田中友幸
田実泰良
脚本 須崎勝弥  監督 松林宗恵
撮影 鈴木武 音楽 團伊玖磨  美術 北猛夫
 特技監督 円谷英二  撮影 有川貞昌
富岡素敬
美術 渡辺明
合成  向山宏  照明 岸田九一郎 光学撮影 幸隆夫
真野田幸男
徳政義行
 製作担当者 成田貫  操演  中代文雄  造形 利光貞三
出演-三船敏郎・加山雄三・夏木陽介・佐藤弁・渥美清・西村晃・池部良・志村喬・砂塚秀夫・星由里子

昭和38年の東宝お正月映画。併映は社長シリーズ16作目の「社長漫遊記」。

それまでの「太平洋」シリーズと比べて、フィクションの部分がかなり多くなっている。佐藤弁率いる部隊が、敵国の艦船を強奪するなど有り得ないシチュエーションが。それを押し通せばまた面白いのだが、加山雄三がラストには特攻するなど、フィクションとリアルの、どっちつかずの感がある。

特撮シーンはほとんどが空中戦。紫電改を手前にナメてのカットなど、創意工夫が見受けられ、飽きない。
戦艦大和は、波のスケールがどうしても模型に見えてしまい、失敗している。

光学撮影に三人もクレジットされていて、円谷監督が重用しているのが伺える。


以下Wikiより転載

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源田實原作の『海軍航空隊始末記』を基に、壮烈な戦闘機隊の戦いを描く"太平洋シリーズ三部作"の最終篇(前2作は『太平洋の鷲』『太平洋の嵐』。

制空権を握られている日本が南方地域に残存する精鋭パイロットを集め、新鋭戦闘機「紫電改」を中心とした第343海軍航空隊(以下、「343航空隊」とする)の戦いと人間模様を描く、
史実を元にしたフィクション映画。登場人物は仮名であり、主人公格である、三船敏郎演じる343空司令、源田實ですら「千田」と言う仮名である。さらに343航空隊とは全く無関係にもかかわらず本映画にも戦艦大和が登場する。渥美清ら人情派俳優が演じるパイロットが、たった4機で天一号作戦に随伴するなど、フィクションながらも印象的な存在となっている。 前線基地に残って死ぬ人間。内地に帰還し、航空戦を戦い抜いて死ぬ人間。作中ではいずれの人間も「散る桜」であると、当時の絶望的な戦況が語られている。

撮影地
茨城県霞ヶ浦でのセット撮影。宮城県仙台市で飛行機の空中戦場面。神奈川県横須賀市、広島県呉市で港の撮影(以上、俳優不参加の実景シーンのみも含む)。

特撮
紫電改の実物大セット、対空銃座や管制塔まで再現した松山基地の野外セット、戦艦大和の模型や空戦シーン等が精巧に作りこまれており、円谷英二の特撮技術が映画全編に反映されている。劇中の軍艦役で潜水艦「くろしお」、魚雷艇10号、護衛艦「ゆきかぜ」など当時の海上自衛隊護衛艦が多く登場している。

空中戦の撮影に使用された戦闘機のミニチュアは約300機におよび、特撮ステージでの操演のほかに、屋外でラジコン機やUコン機を用いての撮影も行われた。
松山基地から紫電改が飛び立つシーンでは水を抜いた大プールを使用し、レール上に設置した紫電改のミニチュアのワイヤーをトラックに引かせている。

戦艦大和のミニチュアは造船所に発注して1/15スケールのものが作られ、山中湖上で撮影された。紫電改から見た大和の描写はヘリコプターを用いて撮影されたが、淡水のため水の透明度が高く、艦底まで写ってしまったため多くは使えなかった。





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