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円谷英二的日本特撮映画史



三大怪獣 地球最大の決戦 ★★★
1964年(昭39)4月29日公開/東宝/106分/
総天然色/東宝スコープ
 
製作 田中友幸 脚本 関沢新一  監督 本多猪四郎
撮影 小泉一 音楽 伊福部昭  美術 北猛夫
 特技監督 円谷英二  撮影 有川貞昌
富岡素敬
美術 渡辺明
合成  向山宏  照明 岸田九一郎 光学撮影 真野田幸男
徳政義行
 製作担当者 小池忠司  操演  中代文雄  造形 利光貞三
出演-夏木陽介・星由里子・若林映子・小泉博・ザ・ピーナッツ・志村喬・平田昭彦・佐原健二・伊藤久哉・野村浩三・田島義文・天本英世・黒部進

「宇宙大怪獣ドゴラ」から4ヶ月後の公開。

それまでの東宝特撮の怪獣達であるモスラは前々作「モスラ対ゴジラ」以来半年ぶり、ラドンは「空の大怪獣ラドン」以来8年振りの登場となる。キングギドラという超絶な宇宙怪獣に対抗すべき、怪獣たちの格闘映画となっている。

夏木陽介が前作「宇宙大怪獣ドゴラ」に続いての主演。お馴染みの星由里子、小泉博の他、金星人を自称する若林映子が映える。

正義の味方?となったコジラとラドン、東宝正月映画としては家族揃って楽しめる、怪獣娯楽映画となっている。

以下Wikiより転載
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「ゴジラシリーズ」の第5作であり、『空の大怪獣ラドン』と『モスラ対ゴジラ』の直接的な続編にもあたる。併映作品は『花のお江戸の無責任』。初回興行時の観客動員数は、前作『モスラ対ゴジラ』を81万人上回る432万人となった。

1964年12月公開予定だった『赤ひげ』(黒澤明監督)の撮影が長引いたため、正月興行用に急遽制作された作品である。
ゴジラ映画で正月興行はシリーズ初のことだった。このような経緯から、1964年(昭和39年)はゴジラ映画が「モスラ対ゴジラ」に続いて2本制作された初の年となった。

ゴジラが初めて善玉として描かれた、つまり、これ以前とは立場を変えることになった作品である。同時に、常に「人類の脅威」であるゴジラを描くという作品姿勢も転機を迎え、以降のゴジラシリーズは怪獣同士の格闘劇が主になっていく。

一応、防衛隊(自衛隊)は登場するものの、戦車や戦闘機などを使った作戦は実施していない。

シリーズ最大の悪役(敵役)とされているキングギドラが初登場した作品でもある。タイトルの「三大怪獣」とは、地球の三大怪獣であるゴジラ・ラドン・モスラのことを指しており、宇宙超怪獣であるキングギドラのことは含まない。本作では、地球側の三大怪獣が互いに種族は違うものの、鳴き声などを通じて明確な意思疎通を行っている。

怪獣たちの最終決戦の場は前々作『キングコング対ゴジラ』でも採用された富士山麓周辺であり、輸出を意識したロケーションとなっている。このような「富士山を背景にしたクライマックスシーン」は次回作『怪獣大戦争』やさらに後年の『怪獣総進撃』でも見られ、いわゆる「お約束的な場面」を確立した。

東京タワーと当時完成して3年目の横浜マリンタワーが、キングギドラの引力光線で倒壊するカットがある。

本作のストーリーは『ローマの休日』から強く影響を受けている。

撮影助手で参加していた川北紘一によれば、キングギドラの操演には工夫が要されたうえ、終盤の三大怪獣との戦闘シーンでは1つの画面に納まりきれなかった。ラドンの上にモスラが乗ったり、ゴジラの尾先をモスラがくわえて移動するのは、1体ずつ距離を置いて撮るのが難しかったためであるという。

昭和ゴジラシリーズで自分の意思にもとづいて行動するキングギドラはこの作品のみであり、以後の作品ではすべて「異星人に操られている」というかたちで登場する。
決定稿の段階までキングギドラによるニューヨーク破壊シーンが存在し、ピクトリアルスケッチも描かれていた。
隕石から舞い上がった炎が夜空を背景に何度も爆発を繰り返し、やがてキングギドラに変わる映像は、『怪獣総進撃』でも流用されている。

スーツアクターは宇留木耕嗣。内部には横棒が仕込んであり、これを両手でつかんで操演するという危険なものだった。
3つの頭部の口から発する引力光線は、宣伝用のスチル写真などでは口から火を吐いている。当初は宣伝用スチル写真にあるように尾を描いて伸びる炎のイメージであったが、実際に操演された3本の首は特定の方向に細かく操演することが難しく、偶発的な動きをしている頭部と着弾を表現する火薬の発火とのつじつまを合わせるため、稲妻状の光線に変更された。

飛行シーンのほとんどは3尺(約1メートル)サイズのミニチュアで撮影されているが、人の入っている着ぐるみと見分けがつかないほど非常に精巧に製作されている。
キングギドラが擬態した隕石は、まだ一般に使われていなかったポリ樹脂で造形された。内部にライトをいくつも仕込んで発光を表現しているが、撮影中にライトの発する熱でポリ樹脂が軟らかくなり、自重に負けてへこむために補修が大変だったそうである。





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