太平洋奇跡の作戦 キスカ ★★★★ 1965年(昭40)6月19日公開/東宝/106分/ モノクロ/東宝スコープ |
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製作 | 田中友幸 田実泰良 |
脚本 | 須崎勝彌 | 監督 | 丸山誠治 | |||
撮影 | 西垣六郎 | 音楽 | 團伊玖磨 | 美術 | 北猛夫 | |||
特技監督 | 円谷英二 | 撮影 | 有川貞昌 富岡素敬 |
美術 | 渡辺明 | |||
合成 | 向山宏 | 照明 | 岸田九一郎 | 光学撮影 | 真野田幸男 徳政義行 |
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製作担当者 | 小池忠司 | 助監督 | 中野昭慶 | - | - | |||
出演-三船敏郎・山村聡・中丸忠雄・藤田進・平田昭彦・土屋嘉男・志村喬・西村晃・田崎潤・稲葉義男・児玉清・久保明・佐藤弁・黒部進 |
本格的なモノクロ特撮映画としては、1958年「大怪獣バラン」以来7年ぶり、そして戦争物としては1954年「さらばラバウル」以来11年ぶりのモノクロ特撮映画となっている。 迫真性を持たせるために敢えて監督はモノクロを選んだのだろう。その目論見はあたって緊張感あふれる、緊迫した戦争映画となった。 モノクロなので合成の粗が目立たない。岸壁の狭い海域を進むシーンは手に汗を握る。また逆に潜水艦の海中シーンを省いたのもドキュメンタリータッチに徹していて素晴らしい。 三船敏郎はじめ、役者陣も良い。女優が一切でないのも潔い。帝国陸軍にも良心は合ったのだと感心した。 以下Wikiより転載 --------------------------------------------------------------------------------------------------------- 史実の『キスカ島撤退作戦』を映画化した作品であるが、史実の木村昌福少将を大村少将に、第五艦隊司令長官・河瀬四郎中将を川島中将に名前を変更したり、作戦に参加した艦艇が異なるなど、史実と大きく異なる表現や描写が見られるため、「事実を元にしたフィクション映画」の色彩が強い映画である。 劇中で阿武隈に大村が赴任して髭の水兵が迎える場面では、その水兵が木村昌福に酷似しており、大村に「仇名は?」と聞かれて「司令官であります」と答えるシーンが存在する。キスカ島生存者を招いた試写会では、この場面で喝采が起きた。 実際にキスカ島に勤務して撤退作戦に関わった近藤敏直が、全面的にアドバイスしている。劇中では寺井参謀の役職であった。近藤敏直の証言は、DVDに収録されたインタビューで聞くことができる。 天野少佐の潜水艦が空襲されるカットは、1959年(昭和34年)制作の『潜水艦イ-57降伏せず』の流用である。このため、敵機の機体には英軍の国籍表示がマーキングされている(史実ではこの作戦に英軍は参加していない)。 キスカ島のシーンは富士山山麓で撮影され、富士山新二合目付近に監視所や司令部等のセットが作られた。 キスカ湾海岸のシーンは本栖湖で撮影されている。艦上および艦内のシーンは海上自衛隊の護衛艦あきづき型(初代)、くす型(PF)、潜水艦くろしお(SS-501)で行われている(艦内のシーンに関してはセットも併用)。 濃霧の中をキスカ島を周回して艦隊が進むシーンについては、円谷英二率いる特撮班が、オープン撮影では風で霧がコントロールできないため、屋内ステージセットで約2か月に渡って撮影した。艦隊が岩の間をすり抜けるカットは、特撮プールの底にレールを敷き、艦艇のミニチュアにその上を走らせることで実現させた。 |
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