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円谷英二的日本特撮映画史



ガス人間第一号★★
1960年(昭35)12月11日公開/東宝/91分/
総天然色/東宝スコープ
 
製作 田中友幸 脚本 木村武  監督 本多猪四郎
撮影 小泉一 音楽 宮内国郎  美術 清水喜代志
 特技監督 円谷英二  光学撮影
撮影
荒木秀三郎
有川貞昌
美術 渡辺明
合成  向山宏  照明 岸田九一郎  - -
出演-三橋達也・八千草薫・土屋嘉男・佐多契子・田島義文・伊藤久哉・左卜全・松村達雄・村上冬樹

前作「太平洋の嵐」から8ヶ月後の公開。

変身人間シリーズ最終作にして最高傑作となった。

能を取り入れたのは海外輸出を意識したためか。それが却ってラストの舞台を盛り上げている。

土屋嘉男が好演。孤独で偏執狂的で、上品なガス人間を見事に演じきっている。最初は中丸忠雄に話が行ったらしいか土屋で正解だった。

ただ特撮としてはあまり見るべきものはない。

首を絞める光学撮影の線画は、もう少しどうにかならなかっただろうか。


以下Wikiより転載

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本作で最もスタッフが苦労したのは、人体がガス化したりガスが固まって人体に戻ったりという視覚効果である。
特殊撮影の責任者である円谷英二は、過去に『美女と液体人間』で使用した「膨らませたゴム人形の空気を抜いてしぼませる」という方法で人間が溶かされていく描写を表現したが、本作でも同様の方法を採用した。

ガス人間役の土屋嘉男の顔面および全身から形取りした本物そっくりの空気ゴム人形を作り、膨らませた状態で衣裳を着せ、ピアノ線で吊り上げて補助しながら立たせておく。衣裳の内側にはドライアイスの粒がいくつも仕込まれており、
人形の足元にはぬるま湯を入れたタライがある。人形の空気を抜いてしぼませると衣裳内側のドライアイスが落下し、ぬるま湯の中に沈む。
空気の減り具合に合わせてピアノ線の補助をゆるめて下ろしていけば、ゴム人形は衣裳と共にゆっくりとその場にへたり込み、襟や袖の隙間からモクモクとドライアイスの蒸気を吐き出す。
この仕掛けを足元のタライが写り込まないように撮影し、その上に光学合成で青白く光るガスを焼きつけ、「自由にガス化する超能力」を表現した。

製作当時、CGなど高度な映像加工技術は当然ながらまだ無く、円谷は持ち前の創意工夫によって「誰も見たことの無い不思議な映像」に挑戦した。
しかし、このゴム人形を使った効果は予告編でしか見られず、完成版では演技する土屋本人の上に直接ガスを合成している。
ただし、衣裳がへたり込んで襟からドライアイスの蒸気が出る場面は、完成版でも残されている。





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