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円谷英二的日本特撮映画史



ガメラ対深海怪獣ジグラ
★★

1971年(昭46)7月17日公開/大映東京/88分
カラー/大映スコープ
 
製作 永田秀雄 脚本 高橋二三  監督 湯浅憲明
撮影 上原明 音楽 菊池俊輔  美術 矢野友久
 特撮監督 湯浅憲明  撮影 藤井和文 美術 石塚章隆
合成撮影  藤井和文  照明 藤野慎一 助監督 阿部志馬
 音響効果 小島明  操演  恵利川秀雄  造形 エキスプロダクション
出演-佐伯勇・藤山浩二・八並映子・坪内ミキ子・笠原玲子・吉田義夫・夏木章・三夏伸・坂上也寸志・グロリアゾーナ


前作「ガメラ対ジャイガー」から1年4ヶ月後の公開。
同時上映は『赤胴鈴之助 三つ目の鳥人』(1958年公開作品のリバイバル上映)

大映東京の製作映画としてはシリーズ最後の作品。演技人の薄さが目立つ。
千葉の「鴨川シーワールド」の協力タイアップでロケが行われた。なので建物の破壊シーンが皆無。

ガメラとジグラの戦闘も間延びして弛い。ジグラのラストがあっけない。
ただ久しぶりにスーツアクターの入ったガメラが、そのままの姿で火を吹くカットがある。
第1作以降は火炎放射は危険を伴うので、スーツアクターの入らない、半身のみのガメラの火炎放射のみだったが
今回は放射の方式を改良して危険度が下がったのか、スーツアクターの入った全身ガメラが動きながら、火炎放射をしている。

しかし、傑作「対バルゴン」「対ギャオス」の頃の高揚感は見事にしぼんでしまって、画面を見つめていても、ただただ、悲しい。


以下Wikiより転載

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『ガメラ対深海怪獣ジグラ』は、大映東京撮影所が製作し、ダイニチ映配の配給で1971年(昭和46年)7月17日に公開された日本の特撮映画。「ガメラシリーズ」の第7作。カラー、画面アスペクト比スコープ・サイズ大映スコープ、88分。

前作『ガメラ対大魔獣ジャイガー』(1970年)に続き、予算の増額が行われた。経営不振の渦中にあった当時の大映の作品にあって、まずまずの興行成績を記録したことから次回作の企画も出たものの、1971年12月に大映が倒産したため、結果として永田大映のガメラシリーズとしては最後の作品となってしまった。監督の湯浅憲明は大映倒産の報を聞いた後、1人倉庫にこもり、悔しさのあまり周り一切を叩き壊したという。

本作では海底での特撮描写が多く、通常は手前に水槽を置いて特撮セットを組むが、湯浅によると本作ではセットの天井にも水槽を置き、水中感を出す照明を使用したことで海底の雰囲気を出したという。

タイアップでロケ先となった鴨川シーワールドの精巧なミニチュアセットが組まれたが、壊すわけにもいかず、『ガメラ対宇宙怪獣バイラス』(1968年)にも似たスケール感の乏しい戦いとなってしまった一方、当時の「大映ハレンチ青春路線」の新スターである八並映子の起用により、従来の大映特撮映画と比べて乏しかったお色気描写が強調された作風になっている。八並演じる菅原ちか子がビキニ姿で登場するのは、湯浅によると「お父さんへのサービス」だという。群衆の避難シーンは大映東京撮影所そばの京王多摩川駅でロケされたが、この駅は大映撮影所の所員が通勤に使っていたなじみの駅だった。

また、ロケ費用も鴨川シーワールドで撮影されたため、圧縮されている。
吉田義夫扮する老人が登場する一場面は、千葉鴨川沖の仁右衛門島でロケされた

ガメラのヌイグルミは『ガメラ対大悪獣ギロン』(1969年)で新調され、『ガメラ対大魔獣ジャイガー』(1970年)で頭をすげ替えたぬいぐるみを補修したもの。

ジグラのデザインは矢野友久、造型はガメラとともにエキスプロダクションが担当。人間が立って入るものと、同サイズの操演用の魚形態の2つが造られた。エキスプロの前沢範は、左右の目玉の位置がずれた状態でジグラの頭を造型してしまったが、「このほうが目玉を動かす仕掛けを仕込みやすい」とメカニック担当のスタッフに言われたそうである。
ジグラのデザインモチーフは深海魚のミツクリザメである

ジグラに操られた八並映子の着ている宇宙服は、『ガメラ対大悪獣ギロン』(1969年)に登場した宇宙人の服に似ているが、湯浅は「別物です。衣装にはそんなに予算はかかりませんからね」とコメントしている。この宇宙服は、本作の翌年に東洋エージェンシーとひろみプロダクションが制作し、エキスプロが特撮を担当したテレビドラマ『サンダーマスク』(日本テレビ)での劇中衣装に流用されている。

湯浅憲明らガメラシリーズのスタッフは本作のあと、『ガメラ対双頭怪獣W』と仮題する次回作の企画準備を進めていた。原案は高橋二三、登場怪獣「W」のデザインは井上章が担当した。タイアップロケ地として、当時オープン間もない宮崎市フェニックス自然動物園との交渉も進めていたらしい。
この企画は1991年に大映から発売されたレーザーディスク『ガメラ永久保存化計画』の映像特典として再び高橋・井上両スタッフによってミニチュアとイラストによるシミュレーション映像が組まれた。この企画で、怪獣「W」はコブラのような双頭の「ガラシャープ」と命名され、『ガメラ対大邪獣ガラシャープ』と題名がつけられた。湯浅が監修に就き、ガメラシリーズスタッフによるこの映像企画の収録時には、マスコミ取材も殺到したという。




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