直線上に配置

円谷英二的日本特撮映画史



ゴジラvsデストロイヤー
 
1995年12月9日公開/東宝/108分
カラー/ビスタ
 
製作 田中友幸
富山省吾
脚本 大森一樹  監督 大河原孝夫
撮影 関口芳則 音楽 伊福部昭  美術 鈴木儀雄
 特技監督 川北紘一  撮影 江口憲一
大根田俊光
美術 大澤哲三
特殊効果  渡辺忠昭  操演  三橋和夫 助監督 鈴木健二
出演-辰巳琢郎石野陽子・小高恵美・林泰文・大沢さやか・篠田三郎・中尾彬・川内桃子・高嶋政宏


「ゴジラvsスペースゴジラ」から1年後の公開。
ゴジラシリーズの最終作を謳って、トップタイトルの音楽や、エンドロールには昭和29年「ゴジラ」が挿入される。
川内桃子や写真での志村喬・平田昭彦も出演している。

シリーズの流れの延長線上で物語が構築されているので、リトルゴジラなど初見では分かりづらい設定となっている。

ここ数年のvsシリーズの中では、脚本が一番しっかりしている。
ただデストロイヤーの出現がよく分からないとか、香港に突然現れるゴジラとか、ラストにデストロイヤーは死んだのかどうか不鮮明とか、いろいろ疑問点はある。
特撮シーンは、都会を逃げ惑う人々との合成が相変わらず多く、爆発と煙で誤魔化しているのは予算減で仕方ないか。
デストロイヤーが安易に飛行したり、カニ足歩行のデストロイヤーに攻撃されるゴジラが、シーン変わると戦い終わっているとかご都合主義先行のシーンも多いが、ただ一気に見せる強さはある。

伊福部昭の音楽は必要だったとは思うが、戦闘シーンなどは流石に古臭さは否めない。


以下Wikiより転載

---------------------------------------------------------------------------------------------------------
『ゴジラvsデストロイア』は1995年12月9日に公開された日本映画で、「ゴジラシリーズ」の第22作である。カラー、ビスタビジョン、ドルビーステレオ。キャッチコピーは「ゴジラ死す」。
観客動員数は400万人、配給収入は20億円で1996年の邦画配給収入第1位を記録している。また、前売り券がゴジラシリーズとしては初めて10万枚以上を売り上げた。

概要
ゴジラの死を描いた作品として公開された、平成vsシリーズの完結編。

1954年公開のシリーズ第1作『ゴジラ』へのオマージュ色が濃く、第1作に登場した山根恵美子が再登場し、回想シーンでも第1作の映像が使用されている他、タイトルコールにも第1作のメインタイトルを引用するなどの演出が盛り込まれている。
この作品は1954年のシリーズ第1作から製作に携わっていた田中友幸の名前や「特技監督」がクレジットされる最後のゴジラ映画となっており、また、音楽担当の伊福部昭・特技監督の川北紘一・ゴジラのスーツアクターの薩摩剣八郎などもゴジラシリーズ最後の参加となった。

エンディングのスタッフロールの背景は第1作、およびそれまでに製作された平成vsシリーズ作品の映像が使われているほか、音楽は有名なゴジラのメインテーマを筆頭に据えた伊福部昭による『SF交響ファンタジー』をアレンジしたものになっており、その曲中にはシリーズ最高の動員を記録した『キングコング対ゴジラ』の音楽も含まれる。

企画から製作までの経緯
以前より製作が発表されながらも延期となっていたハリウッド版『GODZILLA』が1997年に公開される見通しが立ったことから、平成ゴジラシリーズ最終作として製作された。

当初の仮タイトルは『ゴジラ死す』で、特技監督の川北紘一はそれまでの『ゴジラVS○○』という命名法から脱却し、この作品をシリーズ最終作とする意気込みを体現するつもりであった。その後、特報では『ゴジラ7』の仮タイトルで発表され、最終的に現在の題名となる。

監督の大森による本作品のプロットの初期案『ゴジラVSゴジラ』は、初代ゴジラの生体エネルギーが幽霊のような「ゴーストゴジラ」として出現。ゴジラと戦い、ゴジラは倒されるが、ゴーストゴジラはジュニアによって倒される、というものだった。実体のない怪獣という面白い見せ方も考えられた。元々ゴジラのバリエーションが割と成功していたために企画されたが、前作のスペースゴジラと前々作のメカゴジラとゴジラを冠する怪獣が続いていたうえ、実体のないものに感情移入はしにくいのではないかということで不採用となっている。この脚本を持ってきたのは、川北曰くプロデューサーの富山省吾だったらしい。

ゴジラのメルトダウンと、デストロイアに相当する新怪獣「バルバロイ」が登場する企画は、川北組助監督の岡秀樹が手掛けたものである。川北側ではゴーストゴジラ案が没案となったことを受け、それなら「ゴジラを死なせる」ことを考え、唯一ゴジラを葬り去った兵器「オキシジェン・デストロイヤー」でも死ななかった最強の生物・デストロイアと戦わせるというプロットが生まれたという。プロデューサーの田中友幸はゴジラを死なせることに反対したが、また復活することを前提に「ゴジラ死す」という企画が認められたとのこと。このため、公開当時のパンフレット冒頭にある田中の挨拶文には「またゴジラは必ずスクリーンに帰ってきます」との言葉が記されている。このインタビュー記事で川北は、『ゴジラvsスペースゴジラ』でゴジラを死なせた方がいいと考えていたことも明かしている。

ゴーストゴジラ案だったころには、ゲスト怪獣としてアンギラスの登場が検討されており、デザイン画も描かれていた。また、デストロイアがバルバロイと呼ばれていたころには、その一形態としてアンギラス型の怪獣の登場も検討されていた。

このほか、『vsバルバロイ』ではスーパーXIIIはGフォース所属で轟天号の名を冠しており、麻生司令が乗り込んで出撃するという展開であった。さらに人類の最終兵器としてネオ・オキシジェン・デストロイヤーが登場している。

『ゴジラvsビオランテ』から『ゴジラvsモスラ』まで監督や脚本に参加していたがそれ以降はシリーズに関わらなかった大森一樹は、ゴジラで描けることがある限りは参加すると表明しており、今回は川北と監督の大河原孝夫に口説かれ、ゴジラの死を描くことに賛同して再参加を決めた。プロットのやり取りは、大森が海外に滞在中でもFAXによって続けられた。大森は執筆中に阪神・淡路大震災に被災した経験から、火災鎮火のために冷凍レーザーを考案したという。

震災により大きな被害が出ていたことから、都市を破壊する映画である本作品の製作中止も危ぶまれたが、富山は正月映画としてゴジラを提供し観客に楽しんでもらうことがプラスになると考え製作に踏み切ったと述べている。

撮影
シリーズ第1作『ゴジラ』へのオマージュとして、山根恭平博士の娘・山根恵美子(演じるのは第1作と同じく河内桃子)やオキシジェン・デストロイヤーの再登場以外にも、オープニングが海上を走るカット、臨海副都心にデストロイアが出現した際に伊集院が警察官から「生命の保証はできませんので、お通しすることはできません!」と言われるシーンや、それぞれ怪獣への対応を注意する点が共通している。山根博士の書斎は第1作に登場したものを再現したセットであるが、当時の図面などは残っていなかったため、映像から間取りを想定して製作した。第1作で山根博士の書斎にも飾られていたステゴサウルスの骨格模型も、当時のスチールを参考として新規に製作されたものである。予告編では、第1作の映像をデジタル処理でカラー化したものが使われている部分がある。富山は、河内が出演しなければ成り立たない作品であるため、早い段階で出演交渉を行ったと述べている。

デストロイアの幼体群と人間の戦闘シーンは、本作までのシリーズには見られなかったホラー映画のような恐怖映像に演出されており、特に戦闘シーンには『エイリアン2』や『ジュラシック・パーク』などの影響が散見される。山根ゆかりが幼体に襲われるシーンは脚本にはなく、監督の大河原がヒロインが危機に陥らずに物語が進行することに疑問を感じ追加したものである。

VSシリーズでは初の海外ロケとなる香港でのロケが行われたが、ゴジラの登場シーンや人物は合成によるものである。プロデューサーの富山はゴジラの海外上陸展開に慎重な意見であったが、未制作企画『ミクロスーパーバトル ゴジラvsギガモス』(1991年)の頃から海外上陸案を検討していた特技監督の川北はこれを押し切る形で実現させた。
初代の映画で時計塔を破壊されて関係が悪化した東宝と和光が和解したため、41年ぶりにゴジラ映画に登場する。

特撮
海上シーンなどの特撮に用いられる東宝スタジオの大プールは、本年から規模が縮小された。特技監督の川北紘一は、面積が減った分、機材の仕込みなどはしやすくなったが、ダイナミックな広がりはなくなったと述懐している。

特撮班は、6月18日から22日にかけての香港ロケでクランクインした。東宝スタジオでの撮影は、7月10日から12日にかけての大プールの撮影から行われた。

7月13日・14日には、第10ステージでゴジラが香港を襲撃するシーンの撮影が行われた。7月15日に品川でのエキストラ撮影をはさみ、7月18日から20日の第9ステージ前にオープンセットを仮設し、デストロイア完全体の出現シーンが撮影された。

7月21日から8月2日には、第9ステージでゴジラジュニアとデストロイア集合体が戦う天王洲アイルのシーンが撮影された。VSシリーズではミニチュアセットを50分の1サイズで製作することが普通だったが、このセットは怪獣の身長に合わせて25分の1サイズで製作された。

8月7日から10日には第10ステージでスーパーXIII格納庫の撮影、8月11日から18日には第2ステージで羽田空港のシーンが撮影された。

8月21日から9月11日にかけては、第9ステージでお台場でのクライマックスシーンが撮影された。デストロイアが自衛隊の攻撃でも倒れず、ゴジラと最後の死闘を繰り広げた末に倒された後、ゴジラも死んでいくというシーンも撮影されていた。

9月14日から19日には、大プールでゴジラとスーパーXIIIが戦うシーンが撮影された[66]。ナイトシーンだが、オープンセットであるため、撮影は夜間に行われた。

9月21日から27日には、第9ステージでデストロイアが臨海副都心を襲撃するシーンの撮影が行われた。後方の幼体には、バンダイのソフトビニール人形が用いられた。

9月28日には、第9ステージでラストシーンの撮影が行われた。脚本ではゴジラジュニアが新たなゴジラに変化したことが明記されていたが、映像では曖昧な表現となった。

9月30日には、小プールでゴジラやゴジラジュニアの出現シーンが撮影された。





TOP

弊社の配信するコンテンツ・動画等の整合性・信頼性に関しては万全を期しておりますが、
それにより生じた損害に対しては一切 の保証を負いかねます。
弊社が提供するコンテンツを無断で複製すると、著作権侵害となります。
Copyright (C) 2021, zeicompany. All rights reserved.
Free to Link
直線上に配置