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円谷英二的日本特撮映画史



電送人間★★★
1960年(昭35)4月10日公開/東宝/85分/
総天然色/東宝スコープ
 
製作 田中友幸 脚本 関沢新一  監督 福田純
撮影 山田一夫 音楽 池野成  美術 浜上兵衛べ
 特技監督 円谷英二  光学撮影
撮影
荒木秀三郎
有川貞昌
美術 渡辺明
合成  向山宏  照明 岸田九一郎  - -
出演-鶴田浩二・白川由美・平田昭彦・土屋嘉男・河津清三郎・中丸忠雄・堺左千夫・田島義文・佐々木孝丸

「変身人間シリーズ」第2弾。前作「美女と液体人間」から約2年ぶりの公開。

主演は佐原健二から鶴田浩二へ。ヒロインは同じ白川由美。今回も着替えシーンで下着を披露している。

特撮シーンは数えるほど。列車爆破と浅間山噴火、倉庫の火事のシーンくらい。

光学撮影の比重が大きい。ラストの伝送途中のカットはエグい。

以下Wikiより転載
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『美女と液体人間』に続く変身人間シリーズの第2作。検討用台本の段階で「怪奇空想科学映画シリーズ」と銘打たれており、第3作『ガス人間第一号』も本作とほぼ同時期に検討用台本が完成しているなど、当初よりシリーズ物として製作が進められた。

原作表記は無いが、海野十三が「丘丘十郎」名義で発表した小説『電送美人』が下敷きになっていると考えられている。

本来は本多猪四郎が監督を務めるはずであったが、『日本誕生』の製作遅延により順延となった『宇宙大戦争』の製作に追われていたため、『空の大怪獣ラドン』などで助監督を務めた福田純が監督に選ばれた。
特撮班も『宇宙大戦争』の後に『ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐』が控えていたため、その合間の年末年始にかけて特殊技術の撮影が行われた。

『恐るべき火遊び』に続いて本作が監督作品2作目である福田はおおむねの好評を受けたことで、以降もアクション作品を中心に監督していく。
主演の鶴田浩二は福田の助監督時代から親交があり、本作の主演は彼がキャスティング作業を始める前に決定していた。後年、福田は鶴田との関係を知っていたプロデューサーの田中友幸の配慮があったのではないかと述べている。

電送人間を演じた中丸忠雄は「お化け役」のように感じたそうで、当時に試写を見て「とんでもない作品に出てしまった」と真っ青になったという。そのため、田中が「『ガス人間第一号』のガス人間・水野役をやってくれないか」と声をかけてきたときは思わず断ってしまい、しばらく干されてしまったという。

本作における重要な道具立てとして「物体電送機」が挙げられるが、この機械自体は当時のSFとしてそれほど珍しいものではなかった。本作以前のアメリカ映画『ハエ男の恐怖』に同様の機械が登場しているが、円谷英二は「物体が電送される原理を観客に眼で見て解らせる」ための映像を作り上げることにこだわった。そのヒントとなったのが、当時多くの映画関係者が「電気紙芝居」と呼んで馬鹿にしていた「テレビ」である。
当時のブラウン管方式のテレビ映像は画面上にある「走査線」と呼ばれる細かい横縞模様に沿って管内の電子ビームが映像信号をスキャンしていくことによって映像を再生していたが、送受信の不具合によっては乱れた縞模様が発生する場合があった。円谷はこれに着目し、電送人間役の中丸忠雄の上に光学合成で青白く光る細かい横縞模様を焼き込み、「脳天から足の爪先へと徐々に消えていく」という映像を完成させた。
また、電送機で瞬間移動した直後の犯行中でも、ときどき全身に横縞模様が走ってバリバリと雑音を発するという、芸の細かいところを見せている。





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