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円谷英二的日本特撮映画史



大魔神逆襲
★★★

1966年(昭41)12月10日公開/大映京都/87分
総天然色/大映スコープ
 
製作 永田雅一 脚本 吉田哲郎  監督 森一生
撮影 今井ひろし 音楽 伊福部昭  美術 西岡善信
 特撮監督 黒田義之  撮影 森田富士郎 特撮合成  田中貞造
出演-二宮秀樹・堀井晋英・飯塚真英・長友宗之・山下洵一郎・仲村隆・安部徹・名和宏・北林谷栄


シリーズ最終作。

脚本が弱い。
子供達が主役なのは良いのだが、安部徹の悪人度が弱い。結局殺されたのは山下洵一郎のみなので、たいして憎らしくない。

それまでのように、村人たちが非道い仕打ちをされ、ついには大魔神が怒るのではなく、
今作は木こり数人のため、二宮くんが自害するのを助けて立ち上がる。必然性が弱い。

また悪人安部徹を追う大魔神だが、自ら建物を壊す描写がある。これはシリーズでは初めてだ。今までは鎖に縛られ、その勢いで建物が壊れていた。わざわざ見せ場を作ったのだろうが、大魔神が「神」と崇める対象であるならば、これもまた必然性がない。

吹雪の中を現れる大魔神など、見事なカットも多いが、構成が弱く、前2作と比べると見劣りする残念な出来となった。

以下Wikiより転載

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1966年12月10日公開。シリーズ最終作は「女と男はつまらん、子供が好きやから子供でやらしてくれ」という森一生監督によって子供たちが主役に据えられ、少年の純真な信仰心が大魔神を動かす。

森監督は冬休み前での封切り公開について、冬休みが始まるころに上映をやめるという興行に納得できず、「なぜ子供に観せたらんのや」と本社に文句を入れたそうである。
本作の製作費は1億円弱、興行では併映なしの2番館上映となり、配収も赤字で、奥田久司によれば「4作目の企画もあったが、これで一気に意欲が衰えポシャっちゃいました」とのことである。

魔神は本作では雪の魔神として雪の中から現れ、最後には粉雪となって消えていく。
雪から現れるシーンは、13時間を費やして撮られた。
本作で初めて、魔神の使いとして大鷹が登場する。この鷹は関西の鷹匠の橋本忠造の所有していた2羽を使い、1か月断食させて演技を着けやすくしてから撮影した。
また、魔神が腰に帯びた宝剣を初めて抜いた作品でもある。
ラストで雪と化す魔神は、ソフトクリームの原料の粉を用いた。
大ベテラン渡辺善夫による作画合成では、画面を絵で実写を挟む3面合成という高度な技法が使われている。

雪山のロケは立山で行われたが、撮影済みのフィルムの2000フィートに現像時のミスで傷が付いてしまい、急遽再度のロケを行っている。枯れ木の並ぶ山中のロケは、大台ケ原で行われた。

本作は、社団法人・映画輸出振興協会による輸出映画産業振興金融措置の融資を受け、製作された映画でもある。




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