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円谷英二的日本特撮映画史



地球防衛軍★★★★
1957年(昭32)12月28日公開/東宝/82分/
総天然色/ワイドスクリーン
  
製作 田中友幸 脚本 木村武  監督 小田基義
撮影 小泉一 音楽 伊福部昭  美術 安倍輝明
 特技監督 円谷英二  撮影 荒木秀三郎
有川貞昌
美術 渡辺明
合成  向山宏  照明 城田正雄  造形 利光貞三
操演  中代文雄  撮影助手 富岡素敬・徳政義行
高野宏一・樺島幸雄
 美術助手 井上泰幸・入江義夫
出演-佐原健二・白川由美・河内桃子・平田昭彦・志村喬・藤田進・伊藤久哉・土屋嘉男・小杉義男

前作「空の大怪獣ラドン」以来、約一年ぶりの本格的な東宝特撮映画となる。

また初の宇宙侵略物であり、多くのメカニックが満載、さらに日本映画初の巨大ロボットが登場して、後のメカニ・コング、メカゴジラなどの元となった映画でもある。

ストーリーは単純明快で宇宙人ミステリアンと、地球の防衛軍との戦いが描かれる。

現れる兵器の数々がとても魅力的。
戦前の「ハワイ・マレー沖海戦」を始めとする国策映画で、円谷英二は戦闘機や軍艦を縦横無尽に撮影してきたので、今回の防衛兵器の創作と造形、操演はお手の物だったろうと想像できる。
またそこに、一種の少年の夢のような「憧れ」が見て取れる。

小松崎茂デザインによる、ストーリー上では唐突に現れる超大型ロケット、α号とβ号。
本体底部から原子力の力によって上昇するシーンには驚かされた。しかしβ号があっけにく破壊されるのはどうかと思う。

ミステリアンの光線を反射させて攻撃するマーカライトジャイロが素晴らしい。
4脚のキャタピラが動いて前進しながら攻撃するシーンは、のちのイギリスのテレビ映画「サンダーバード」を想起させる。

一進一退の戦闘を、伊福部昭の音楽の下、細かいメカニックの動きと光学処理を施した画面を駆使した一連のシーンは、自ら編集もした円谷英二の、そして東宝特撮の独壇場だろう。

なお巨大ロボット・モゲラのシーン。
鉄橋を爆破して落とす作戦が遂行され、実写では丁寧に爆薬を設置するシーン等が続くが、特撮シーンでは爆破はほんの一瞬で、モゲラが鉄橋と共に崩落するカットとかも無く、まったくそっけない。多分だか、現場での爆破の失敗か、フィルムアクシデントがあったのではないだろうか・・・・。

またWikiによると
平成ゴジラシリーズの特技監督川北紘一 は、中学生の折に本作品を観て感激し、東宝入社を決意したそうだ。





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