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円谷英二的日本特撮映画史



ゴジラ・ミニラ・ガバラ
オール怪獣大進撃
 ★★
1969年(昭44)12月20日公開/東宝/70分/
カラー/シネマスコープ
 
製作 田中友幸 脚本 関沢新一  監督 本多猪四郎
撮影 富岡素敬 音楽 宮内国郎  美術 北猛夫
 特技監修 円谷英二  撮影 富岡素敬 美術 北猛夫
合成  向山宏  照明 原 文良 光学撮影 川北紘一
 火薬
造形
山本久蔵
利光貞三
 操演  中代文雄  監督助手 中野昭慶
出演-佐原健二・矢崎知紀・天本英世・堺左千夫・鈴木和夫・田島義文・中真千子・沢村いき雄・石田茂樹


円谷英二がクレジットされた最後の作品。
監督の本多猪四郎ほか、撮影の富岡素敬・照明原文良・美術北猛夫ら、特撮本編を兼ねている。

内容は宮内国郎の音楽もあり、どこか「ウルトラQ」の牧歌的シークエンス、例えば「育てよカメ」などに似通っている。

特撮シーンは殆どが過去の焼き回しであり、敢えて書くほどのものはない。
怪獣対決がいつのまにかプロレスごっこに堕してしまったのが見ていて悲しい・・・。


以下Wikiより転載

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『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』は1969年(昭和44年)12月20日に第1回「東宝チャンピオンまつり」の一編として東宝が製作・公開した日本映画で、「ゴジラシリーズ」第10作。カラー、シネマスコープ、70分。同時上映は『コント55号 宇宙大冒険』『巨人の星 ゆけゆけ飛雄馬』。観客動員数は148万人。

ゴジラ作品で唯一、怪獣の存在しない現実世界を舞台としており、ゴジラをはじめとする怪獣たちは少年の夢の中の存在として描写されている。当時社会的な話題を呼んでいた「公害問題」や「鍵っ子」「児童誘拐」をテーマに据えているが、公害問題についてはほんの少し会話で触れる程度であり、次回作『ゴジラ対ヘドラ』で本格的に取り上げられた。

邦画の斜陽化による東宝本社の深刻な営業不振は、翌1970年(昭和45年)に制作部門の縮小・解体、リストラを招いた。怪獣路線は1968年8月の『怪獣総進撃』を集大成として中止されるはずであったが、『怪獣総進撃』が前作の『ゴジラの息子』の観客動員数を10万人上回る成績を上げたことや、『緯度0大作戦』をはじめとする1969年8月の興行収入が前年を大幅に下回ったこともあり、急遽きゅうきょゴジラシリーズの再開を決定した。しかし、本作から「東宝チャンピオンまつり」という興行形態の一編に組み込まれ、以後のゴジラシリーズは黄金期の3分の1から4分の1という低予算での製作体制となっていった。

シリーズでは唯一、手間のかかるプール撮影が行われていない。特撮シーンの約半分は『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』や『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』等の作品の映像を流用しているが、これは企画書の段階で決定していたものであり、この予算的な都合に加えて当時の円谷英二をはじめ有川貞昌ら円谷組が大阪万博の映像製作にかかりきりであったため、従来のように本編班と特撮班とに分けず、特撮演出も本編の本多猪四郎が兼任して一班体制で制作されている。

こうした経緯から円谷英二は制作に関与していないが、「監修」とクレジットされている。円谷は本作公開の約1か月後にあたる1970年1月25日に死去し、同年3月1日をもって東宝は「特殊技術課」を廃止。特殊技術スタッフは新設された「映像事業部」へと吸収され、映画特撮以外の映像制作に当たるようになっていった。

「東宝チャンピオンまつり」の第1回冬興行作品である本作以後、東宝は年1作の新作ゴジラ映画と過去の特撮作品のリバイバルをメインにし、テレビアニメなどを組み合わせた番組を春・夏・冬休みの子供向け興行として続けていくこととなる。
本作に次ぐ翌1970年(昭和45年)3月1日の「チャンピオンまつり」春興行では、『キングコング対ゴジラ』(本多猪四郎監督、1962年〈昭和37年〉)をメインに番組が組まれたが、この際に経費を省くため、オリジナルのネガフィルムを再編集し、短縮版として上映する処置がされた。以後、『モスラ対ゴジラ』、『三大怪獣 地球最大の決戦』、『怪獣大戦争』など、「チャンピオンまつり」興行のたびにこれらの過去作品のオリジナル原版フィルムが裁断され、再編集されていく慣習となっていったのである。

本作で登場した怪獣島の設定は、「チャンピオンまつり」興行の中、『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』(福田純監督、1972年〈昭和47年〉)以降、主役怪獣ゴジラの住処として劇中設定に組み込まれることとなった。

パンアメリカン航空がタイアップしている。機関士・三木健吉役の佐原健二は、撮影で実際に機関車を運転している。

11月30日には、晴海国際スケートリンクに佐原健二、中真千子、ゴジラ、ミニラ、ガバラが映画のPRに登場した。着ぐるみは本編に使われたもので、スーツアクターも同一である。

アメリカでは『GODZILLA'S REVENGE』のタイトルで公開された。オープニングには独自の楽曲を使用している。1990年のアメリカ映画『48時間PART2/帰って来たふたり』などで知られる脚本家のジョン・ファサーノ(英語版)は、いじめられっ子だった幼少時に本作を見たことがきっかけで、いじめっ子に立ち向かうようになったという。

過去の映像の流用でクモンガ、アンギラス、ゴロザウルス、マンダ、エビラ、大ワシ。これらは一郎の夢の中における想像の産物として登場する。劇場ポスターはイラストで怪獣たちを描いたものだが、このなかにはアンギラス、マンダ、大ワシが含まれていない。

検討用台本第一稿での登場怪獣はタイトルの3怪獣とクモンガ、ラドン、大ダコであったが、監督の本多猪四郎が所持していた台本にはラドンと大ダコの出番をカットしてエビラに変更する旨が書かれており、決定版となった第二稿ではラドンの役割がカマキラス、大ダコがエビラになっている。ラドンは本編に名前のみが登場した。



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